第95回箱根駅伝まであと1週間余りとなってきました。
出場各校は最終の調整に余念がない事と思います。
ここでは箱根駅伝の最長区間である通称「花の2区」に注目して見どころ、注目選手などにスポットをあててご紹介します。
最長区間「花の2区」
箱根駅伝の「花の2区」は全長23.1km。
鶴見中継所をスタートして11km地点の久保町から「タックルベリー」の戸塚中継所までのコースです。
最長区間であることで各校の「エース」が揃う区間でもあるため、例年大きな関心を集める区間です。
画像 NEWSポストセブン
この2区には有名な坂の難所「権太坂」(ごんたざか)や、20㎞付近から戸塚中継所までの3.1km続く、連続した上り坂が例年、選手を苦しめます。
「タックルベリー」の戸塚中継所での襷わたしは箱根駅伝前半の大きな見どころになっています。
Contents
2区コース図
見どころ「権太坂」
戸塚中継所と並ぶ見せ場である難所「権太坂」は鶴見中継所から15.3km。
J現地へ行くにはJR保土ヶ谷駅からバスで向かうのが良いでしょう。
ただし「権太坂上」バス停では降りず、その先の「狩場町」バス停で降りて、歩いて権太坂最高地点付近まで行くと、上がってくるランナーだけではなく、その先を下っていくランナーを眺めることができるのでおススメです。
保土ヶ谷駅近くにある洋菓子店「横浜ふらんすやま」では「権太坂マドレーヌ」というお菓子が売られていて、名物になっています。
https://twitter.com/EKIDEN_News/status/1075723197654360065
保土ヶ谷駅前
鶴見中継所から11.6kmの2区の中間点である「保土ヶ谷駅前」も見どころです。
駅前だけあって観戦する人の数も、もの凄いものがあります。
駅前では太鼓も打ち鳴らされます。
観戦の特Aポイントとしてあげられるのが、保土ヶ谷駅を超え、右に大きく曲がるカーブ。
ここは駅からはちょっと遠いのが難です。
不動坂交差点
不動坂交差点は鶴見中継所から19.3kmの地点でかっぱ寿司横浜戸塚店を越えてすぐのところにあります。
この先から選手はラストスパートに入っていきますので見どころになっています。
交差点の手前にある「ファミリーマートエクセレンス不動坂店」はイートインスペースが充実しているので、店内で暖かいコーヒーを飲みながら選手の到着を待つことができますよ。
画像 横浜市HP
戸塚警察署前
画像 戸塚警察署HP
戸塚警察署は戸塚中継所の目の前にある最終ラストスパート地点になります。
各校の監督車からの檄が飛び交う場所で見ごたえがありますが、ここは歩道が狭いのでかなり見づらいのを覚悟してください。
以上が「花の2区」の見どころポイントでした。
2区出場が予想される有力選手
2区を走ることが予想される有力選手を予想してみました。
順天堂大学 塩尻 和也選手(4年)
#順天堂大学 #塩尻和也 選手☺️塩さまスマイル頂きましたっ🙇♀️✨✨4区区間賞おめでとうございます㊗️#コンシェルジュ的推しメン pic.twitter.com/uDOmaoXVH8
— 出雲駅伝 コンシェルジュ (@Fujitsu_izumo) November 4, 2018
いわずとしれた学生最強ランナーの塩尻和也選手。自他ともに認める学生界のエースです。
実績では頭ひとつ抜けています。
大学2年のときには障害でリオデジャネイロ五輪に出場しています。
今夏のアジア大会では同種目で銅メダルを獲得、さらにハーフマラソンの距離に変更された10月の箱根予選会ではハーフ日本人学生歴代5位の好記録でチームの本大会出場に貢献しています。
出雲駅伝、全日本大学駅伝でも区間賞を奪い、もはや向かうところ敵なしの勢いです。
順天堂大学の先輩である三代直樹が75回大会で打ち立てた2区の日本人最高記録更新に期待がかかります。
駒澤大学 片西 景選手(4年)
【陸上競技部】
1月2日(水)・3日(木)に開催される「箱根駅伝」に向けて、片西景選手(地理4)にインタビューしました。4年生となり名実ともにエースへと成長した片西選手が、平成最後の箱根駅伝へ向けて意気込みを語っています!https://t.co/byQCDjy6Uy#駒澤大学 #陸上競技部 #箱根駅伝 pic.twitter.com/9gcEJqGqgm— 駒澤大学【公式】 (@komazawa_univer) December 21, 2018
駒澤大学のキャプテン片西景選手。
箱根予選会では塩尻選手に次ぐ日本選手2位になりました。
昨年、ユニバーシアードのハーフマラソンに日本代表として出場し、金メダルを獲得したことで一気に評価を高めていて、塩尻選手の対抗馬の一番手にあげられる選手です。
青山学院大学 森田 歩希選手(4年)
「昨季は先輩たちに引っ張ってもらったので、今度は僕たち4年生の力で優勝を決めたいです」。そう話していたのは主将の #森田歩希 選手。高校時代はケガに泣かされたので、#青トレ のランニングケアを誰よりも入念に取り組んできたそうです。コツコツと研鑽を積んできた森田選手の快走を祈念します! pic.twitter.com/jczfwoIcMB
— 青トレ 青学駅伝チームのトレーニングメソッド公式 祝!箱根優勝 (@aotore_tokuma) December 20, 2018
5連覇を狙う青山学院大学のキャプテン森田歩希選手。
昨年も2区を走り区間賞を獲得しています。
常に安定した走りっぷりは頼もしい限りです。
インタビューでは
「青山学院大学が優勝するためには自分が2区を走ってつなぐことが大切になると思うので、まずはその2区を走れるように、状態をもう少し上げていきたいです」
ライバルとして意識するのは?
「塩尻もそうですし、前回はニャイロ(山梨学院大学)と同タイムの区間賞だったので、今年は勝ちたいと思います。主将を任されて、チームの柱でもあるので、レース中は強い気持ちで向かっていきます」
引用 NumberWeb
常勝青山学院のキャプテンらしく力強い言葉が返ってきています。
山梨学院大学 ニャイロ選手(4年)
1/4 ZIP! 箱根駅伝特集③
名場面スペシャル山梨学院大学
2区 ドミニク・ニャイロ(3年)#箱根駅伝 pic.twitter.com/bxHYSmfGrP— し お り (@ekiden_fan_agu) January 4, 2018
昨年2区で驚異の12人抜きを果たしたニャイロ選手。この時は青山学院大学の森田選手とづタイムの区間賞でした。
ケガで出遅れていたニャイロ選手ですがここにきて調子をあげてきているという情報も有ります。
是非、昨年に負けない走りを見せて欲しいですね。
早稲田大学 中谷雄飛選手(1年)
[連載]箱根事前特集『起死回生』
第6回 中谷雄飛
高校から圧倒的な強さを見せている中谷。シーズン序盤は不調に悩まされたが、駅伝シーズンには復調。主戦場のトラックでも自己記録を更新した。箱根を前に現在の心境を伺ったhttps://t.co/MEJyd6Prsi#sousuporikujo #sousupoekiden #waseda #早稲田 pic.twitter.com/U8o1zYt7PZ— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) December 19, 2018
スーパールーキーと評判の早稲田大学中谷雄飛選手。
出雲駅伝ではエース区間の3区を任され区間4位。
全日本駅伝では3区を走り1位と10秒差の区間2位と新人離れした走りっぷりを見せています。
初めての箱根となりますが
「特に箱根駅伝に強い憧れはないんですけど、駅伝にはチームで勝つ喜びがあります。今は、こんな低いところで勝負しているわけにはいかないというもどかしさがあるので、駅伝をしっかりトラックにも生かしていくという考えで長い距離にも対応していきたいです。自分としては、走りでチームに刺激を与えられる存在になれればと。平坦な走りやすい区間で、ゲームチェンジャー的な存在になりたいです」
引用 NumberWeb
先輩の大迫傑さんに負けない思い切った走りを期待したいものです。
まとめ
箱根駅伝まで1週間余りとなった今、「花の2区」のみどころ、注目選手をご紹介させて頂きました。
「花の2区」というだけあって、見どころ満載で紹介しきれないところも多々ありました。
これ以外にも、自分なりのみどころを持って観戦するのも面白いと思いますよ。
この文章を読んで頂いてありがとうございました。