男鹿「なまはげ」ユネスコ無形文化財に!日本が誇る「来訪神」とは?

ユネスコ(国連教育科学文化機関)は「男鹿のナマハゲ」(秋田県)など10件で構成される「来訪神(らいほうしん) 仮面・仮装の神々」を無形文化遺産に登録することを決めたという報道が入ってきました。

ここではなまはげを始めとする「来訪神」にスポットをあててご紹介致します。

「来訪神」とは?

来訪神は、大みそかや正月などに仮面をかぶるなどして異形の神に仮装した者が集落や家を訪れて怠け者を戒め、人々に幸福をもたらすとされる行事の全般を指しています。

ナマハゲやトシドンの他、「能登のアマメハギ」(石川県)など東北地方から沖縄まで8県の10件で構成される。10件はいずれも国の重要無形民俗文化財に指定されています。

男鹿「なまはげ」 (秋田県)

秋田県の男鹿市周辺で大晦日にそれぞれの集落の青年たちがナマハゲに扮して、

「泣く子はいねがー、親の言うこど聞がね子はいねがー」「ここの家の嫁は早起きするがー」などと大声で叫びながら地域の家々を巡ります。

男鹿の人々にとってナマハゲは、怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす、年の節目にやってくる来訪神です

「なまはげ 金足農業」の画像検索結果

写真は金足農業の吉田投手が入団発表の時に「なまはげ」のお面を持ってポーズしているものです。

吉浜「スネカ」 (岩手県)

吉浜のスネカ(よしはまのすねか)は、岩手県大船渡市三陸町吉浜(旧・気仙郡三陸町吉浜)で、毎年1月15日に行われる「なまはげ」に似た行事です。

遊佐の正月小行事 「アマハゲ」 (山形県)

これも「なまはげ」に似た行事です。

山形県遊佐町吹浦地区の女鹿・滝ノ浦・鳥崎集落に伝わる民俗行事です。

「ケンダン」という藁を何重にも重ねた蓑を身にまとい、鬼や翁の面をつけた若者が、正月に各戸を回って子供の怠け心をいさめたり、お年寄りの長寿を願う行事です。

その起源は残念ながら定かではありません。

米川の水かぶり (宮城県)

宮城県登米市東和町米川に伝わる民俗行事。

2月の初午の日に、町内の若者や厄年の者が、藁装束を身につけ、顔に鍋墨を塗った姿で家々の屋根に水をまきながら町内をまわる。

mizukaburi

画像 登米市

能登のアマメハギ (石川県)

あまめはぎは、石川県の輪島市や鳳珠郡能登町に伝わる伝統行事(妖怪)です。

”能登版なまはげって感じですかね。

見島「カセドリ」 (佐賀県)

見島のカセドリ(みしまのカセドリ)は、佐賀市蓮池町の見島地区で小正月に行なわれる来訪神行事です。

カセドリとは、神から使わされた雌雄のつがいのニワトリと考えられています。

毎年2月の第二土曜日の夜、土地の独身男性2人がわらみのに身をつつみ、手甲、脚絆、白い足袋、笠を身につけ、カセドリに扮して、地区内の家々を順番に訪れては、その年の家内安全や五穀豊穣などの祈願のため、竹の先で家の床を打ちつけて悪霊を払います

その後、家人が酒や茶などを振る舞い、カセドリは顔を伏せたままそれに応えます。

このときにカセドリの顔を見ると幸せになるといわれ、家人はカセドリに顔を上げさせようと、底の深い器を接待に用いるという行事です。

甑島「トシドン」 (鹿児島県)

甑島のトシドン(こしきじまのトシドン)は、トシドンの伝承をもとにした鹿児島県の下甑島の年中行事です。

「なまはげ」同様に大晦日の夜、地元の青年や年配の人が、鼻の長い鬼のような面、蓑や黒いマントなどでトシドンの姿に扮し、子供のいる家をまわる行事です

薩摩硫黄島「メンドン」 (鹿児島県)

メンドンは旧暦8月1日、2日に仮面をかぶった神「メンドン」が八朔(はっさく)太鼓踊りに乱入して、踊り手の邪魔をしたり、女性に襲いかかったり、見物人をシバで叩いたりするが、メンドンは「天下御免」で、とがめられるどころか疫祓いになるといいます。

島の悪霊を払う伝統行事として知られています。

悪石島「ボゼ」 (鹿児島県)

盆の最終日翌日にあたる旧暦7月16日に、若者が上のような恰好「ボゼ」に扮して

盆踊りに乱入する奇祭です。

子宝に恵まれるという言い伝えのある行事です。

宮古島「パーントゥ」 (沖縄県)

これはご存知の方も多いのではないかと思います。

正式名称は「パーントゥ・プナハ」、宮古の方言でパーントゥは「鬼や妖怪」、プナハは「悪霊払いの祈願のお祭り」という意味です。百数十年前、島原地区の海岸にクバの葉に包まれた仮面が流れ着き、その仮面を被った若者が神聖な井戸の泥を全身に塗り神様となったというのが起源だとか。

時は流れ神様は悪霊祓いの「島尻のパーントゥ」となり、年に1回全身に神聖な泥をまとい、そのありがたい泥を容赦なく人々に塗り悪霊祓いをすると共に無病息災を願います。その儀式が島尻地区に受け継がれる伝統行事「パーントゥ祭り」なのです。

引用 LINEトラベル

このお祭りを体験したい方は汚れても良い服を着て現場に行ってくださいね。

まとめ

今回ユネスコの無形文化財に選ばれた「来訪神」。

東北、北陸と九州(主に離島)に偏っています。

古来から無病息災を祈願するお祭りなのですが、どのお祭りも後継者不足は切実な問題と聞きます。

今回、無形文化財に選ばれた訳ですから是非、後世まで伝えられるように守っていきたいですね。

この文章を読んで頂いてありがとうございました。

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